新卒採用におすすめな人材紹介サービス10選！料金相場や選び方を解説！

人材紹介サービスは中途採用ではメジャーな手法ですが、新卒採用でも徐々に導入する企業が増加しています。しかしながら、違いが分かりづらく、どのサービスが効果的なのか、また選び方についてお悩みのご担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、新卒人材紹介のおすすめサービス10選を紹介します。また、料金相場や選び方についても解説しますので、ぜひ参考にご覧ください。

新卒人材紹介サービスとは？

新卒人材紹介は、企業の求める人物像に合わせて、人材紹介会社が採用企業に学生を紹介するサービスです。

エージェントが学生と面談を行い、特徴やスキル、キャリアの志向をヒアリングした上で紹介をするため、マッチングの精度が高いことが特徴です。

また、エージェントが学生の集客を行うため、企業は自社の工数を抑えて母集団形成を行うことが可能です。売り手市場の現在において、採用担当者の人手不足や母集団の不足は多くの企業の採用課題になっており、新卒紹介はそれらを解決する採用手法として注目されています。

新卒人材紹介サービスの費用体系は成果報酬型

新卒人材紹介では、ほとんどのサービスが成果報酬型の料金体系になっています。このモデルでは、企業が紹介された候補者を採用した場合にのみ、紹介料が発生します。

成果報酬型では、採用が決まった際にのみ費用が発生するため、採用が決まらなかった場合や長期化した場合のコスト面でのリスクを抑えることが可能です。

新卒人材紹介サービスの選び方

新卒人材紹介サービスを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。

自社の採用活動方針に沿っている

新卒人材紹介サービスを選ぶ際には、自社の採用活動方針に合致しているかどうかが非常に重要です。

企業ごとに求める人物像や採用基準は異なりますので、まずは自社のニーズを明確にすることが第一歩です。例えば、特定の業界や職種に特化した人材を求めている場合、その分野に強い紹介サービスを選ぶことが効果的です。

登録者数と実績の有無

新卒人材紹介サービスを選ぶ際には、登録者数とその実績が非常に重要なポイントとなります。

まず、登録者数が多いサービスは、それだけ多様な人材を紹介できる可能性が高くなります。新卒者は大学や専門学校からの卒業生が中心であり、各業界において求められるスキルや特性も異なります。

したがって、幅広い選択肢を持つことができるサービスを選ぶことが、企業にとってのメリットとなります。

また、実績についても注目すべきです。過去にどれだけの企業がそのサービスを利用し、どのような成果を上げているのかを確認することが重要です。

成功事例やクライアントの声を参考にすることで、そのサービスが本当に信頼できるかどうかを判断する材料になります。

適切な料金設定であるか

新卒人材紹介サービスを選ぶ際には、料金設定も非常に重要な要素となります。

新卒紹介では、ほとんどが成果報酬型の料金体系ですが、サービスごとに費用感は異なります。50万円～100万円程度が一般的ですが、理系人材や高学歴人材など、採用ターゲットによって変動する場合があります。

導入の際は、自社の予算や採用対象に合わせて、適切な料金設定であるか確認するようにしましょう。

新卒人材紹介サービスの種類

新卒人材紹介サービスには、主に「総合型サービス」と「特化型サービス」の2つの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自社のニーズに合った最適なサービスを選ぶ手助けとなります。

総合型サービス

総合型サービスは、対応している業界や企業規模が広いため、どの企業にも導入しやすいタイプのサービスです。

総合型の新卒紹介サービスは、大手企業が運営している傾向にあり、学生の登録数も多いため、企業はより多くの紹介を受けることが可能です。

特化型サービス

特化型サービスは特定の業界や学部などに特化しているため、より専門的な知識やネットワークを持っていることが特徴です。

例えば、IT業界や医療業界、クリエイティブ職など、特定の分野に特化した新卒紹介サービスは、その業界のトレンドや学生の動向に精通しているため、総合型と比較してより精度の高い紹介を受けることが可能です。

新卒人材紹介サービスのおすすめ9選

ここからは、新卒人材紹介サービスの中から、特におすすめの9社をご紹介します。

就職エージェントneo

就職エージェントneoは、新卒向けの人材紹介サービスとしてこれまで1万社以上の支援を行った実績のあるサービスです。

登録者数は21万人と、業界内でもトップクラスとなっており、文系理系問わず多様な人材の紹介を受けることが可能です。エージェントのサポートにも定評があり、内定辞退率低下に向けた取り組みにも積極的なため、内定辞退の課題をお持ちの企業にもおすすめのサービスです。

参考: 就職エージェントneo | 新卒就職相談(就活)・内定獲得支援サービス

リクナビ就職エージェント

リクナビ就職エージェントは、人材業界大手のリクルートグループに所属している株式会社インディードリクルートパートナーズが運営しています。

リクナビ就職エージェントの利用者は、ナビサイトの「リクナビ」と併用している場合が多く、リクナビの広範なネットワークを活用することで、多くの求職者にリーチすることが可能です。

また、「リクナビ」の掲載企業は50％以上が従業員数300名以下の企業となっており、中小企業にも利用しやすいサービスです。

参考: リクナビ就職エージェント

マイナビ新卒紹介

マイナビ新卒紹介は、キャリアカウンセリングに定評のあるサービスです。

専門のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングをした上で紹介を行うため、採用ミスマッチや内定辞退の課題をお持ちの企業におすすめです。

また、幅広い属性の学生が登録しているため、理系人材など、ニッチなニーズにも対応可能です。

参考: マイナビ新卒紹介 | 新卒学生向け無料就職エージェントサービス

doda新卒エージェント

doda新卒エージェントは、豊富な学生データベースと経験豊かなキャリアアドバイザーによる個別サポートが強みのサービスです。

契約企業7,000社以上という支援数の多さだけでなく、利用企業の90%が「次年度も利用したい」と回答するなど、実績の数と質の双方が揃った非常に信頼度の高いサービスです。

参考: doda新卒エージェント

キャリタス就活エージェント

キャリタス就活エージェントは、新卒向けの人材紹介サービスとして多くの企業から支持を受けています。

特に、旧帝大クラス・MARCHクラスの学生や約半数となっており、高学歴の学生へのアプローチに強みを持っているため、ハイクラス層の採用を考えている企業には特におすすめです。

また、紹介をする学生とは必ず面談を行っているため、紹介の質が高いことも非常に魅力です。

参考: キャリタス就活エージェント｜新卒学生向け就職エージェントサービス

type就職エージェント

type就職エージェントは、首都圏の企業を中心に採用支援を行っているサービスです。

 就活支援金やオンラインでの面談など、地方学生の支援に力を入れており、上京して就職することを希望している学生の紹介に強みがあります。

首都圏の学生を対象とした採用は競争が激しいが、地方にまでアプローチする余裕がないとお悩みの企業には、特におすすめのサービスです。

参考: type就活エージェント プロと考えるひとつ未来の就職活動 | type就活

DYM新卒紹介サービス

DYM新卒紹介サービスは、採用難易度の高い学生層に強みを持つサービスです。

全国の学生団体や体育会とのネットワーク、SNSや独自イベントなど、様々な手段で学生の集客を行っており、「理系学生」や「体育会学生」など、自社だけの広報活動では採用が難しい対象の紹介を受けることが可能です。

採用イベントは早期から全国で行っているため、一年を通じで学生と接点を持つことも可能です。

参考: 新卒紹介事業ならDYMにお任せ｜株式会社DYM

アイデムエージェント新卒

アイデムエージェント新卒は、関東・関西の首都圏での採用に強みを持ったサービスです。

​関東と関西の両エリアには学校訪問スタッフが配置されており、大学との連携を通して集客を行っています。接触の難しい就活後半期の学生の紹介にも強みがあるため、内定辞退による追加採用などにもおすすめのサービスです。

参考: アイデムエージェント新卒

新卒カレッジ

新卒カレッジは、中小企業の採用に強い人材紹介サービスです。

東名阪を中心とした提携大学で開催している「学内選考会」は必ず参加学生全員と面接ができる形式をとっており、通常の採用活動では他社に埋もれてしまいやすい中小企業であっても、アピールの場が確実に得られる点が大きな魅力です。

また、採用決定までの期間は約1ヶ月が目安となっており、急な採用ニーズにも強いサービスです。

参考: 中小企業向け新卒紹介サービス - 新卒カレッジ® - ジェイック

新卒紹介サービス以外の採用手法

新卒人材を獲得するためには、紹介サービスだけでなく、さまざまな採用手法を活用することが重要です。ここでは、新卒紹介サービス以外の代表的な採用手法について解説します。

大手就活サイト

新卒人材を獲得するための手法の一つとして、大手就活サイトの活用が挙げられます。これらのサイトは、多くの学生が利用しているため、広範囲にわたる人材にアプローチできるのが大きな特徴です。

特に、リクナビやマイナビといった大手の就活サイトは、登録者数が非常に多く、企業の求人情報を多くの学生に届けることが可能です。

合同企業説明会・就活イベント

合同企業説明会や就活イベントでは、多くの企業が一堂に会し、学生と直接対話する機会を提供します。

短時間で多くの候補者と接触できるため、効率的な採用活動が可能となります。 また、企業の雰囲気や文化など、テキストでは伝えづらい魅力を直接伝えることができるため、就活サイト等では埋もれてしまい、応募が集まらないという企業にもおすすめです。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業が求める人材に直接アプローチする採用手法です。

従来の求人広告や人材紹介サービスを介さず、企業が自ら候補者にコンタクトを取ることで、より効率的に人材を獲得することが可能になります。

 ダイレクトリクルーティングの最大の利点は、企業が自社の文化やビジョンを直接伝えられる点です。候補者に対して企業の魅力を直接アピールできるため、より適した人材を引き寄せることができます。

また、候補者とのコミュニケーションが早く進むため、採用プロセス全体を短縮することも期待できます。

送客サービス

送客サービスは、特定の求職者を企業に紹介することを目的としており、主に人材紹介会社やエージェントが提供しています。

送客サービスの特徴は、企業が求める条件に合った候補者をピンポイントで紹介してくれる点です。 このサービスを利用することで、企業は自社の採用活動をスムーズに進めることができます。

特に新卒採用においては、学生の就職活動が活発になる時期に合わせて、効率的に人材を確保することが求められます。送客サービスは、企業が求めるスキルや経験を持った学生を直接紹介するため、採用のミスマッチを減らす効果も期待できます。

まとめ

本記事では、選び方や料金相場、おすすめのサービスを紹介しましたが、最終的には自社のニーズに最も合ったサービスを選ぶことが重要です。

新卒人材紹介サービスは、成果報酬型や固定報酬型など、さまざまな料金体系が存在します。自社の予算や採用計画に応じて、適切な料金設定のサービスを選ぶことが求められます。

最後に、新卒紹介サービスだけでなく、大手就活サイトや合同企業説明会、ダイレクトリクルーティングなど、他の採用手法も併用することで、より多様な人材を獲得することができるでしょう。

これらの情報を参考に、自社に最適な人材紹介サービスを見つけ、効果的な採用活動を進めていきましょう。