理系学生の新卒紹介サービスのおすすめ6選！採用トレンドも解説！

理系学生の新卒採用は大学院進学率の高さや大学推薦枠など特有の事情が多く、人事の通常フローだけでは優秀層へリーチしづらいことが実情です。

そこで注目されているのが新卒紹介サービスです。新卒紹介は専任のエージェントが研究分野や志向を踏まえて候補者を厳選し、面接の日程調整や選考フィードバックまで代行してくれるため、採用速度と定着率を同時に高める効果が期待できます。

本記事では理系向け新卒紹介の仕組みとサービス選定のポイント、おすすめの新卒紹介サービスを詳しく解説します。理系学生の採用に新卒紹介の導入を検討されている方は、ぜひご覧ください。

理系の新卒紹介サービスとは？

理系の新卒紹介サービスは、理系学生に特化した人材紹介サービスです。

理系の新卒紹介サービスでは、単に紹介するだけでなく、理系学生の特性やスキルを正確に把握し、企業との相性を考慮した上でマッチングを行います。

理系の新卒紹介サービスの大きな利点は、企業が求める人材を効率的に見つけることができる点です。新卒紹介エージェントは、学生の履歴書や研究内容をもとに、企業のニーズに合った候補者を厳選し、紹介を行います。

エージェント側でスクリーニングをした上で紹介をするため、企業は選考コストを抑えて、自社に合った学生にリーチすることが可能です。

さらに、理系の新卒紹介サービスは、学生にとってもメリットがあります。自分の専門性や研究分野に合った企業を第三者の視点で紹介してもらえるため、より満足度の高い就職活動が可能になります。

新卒の理系学生採用のトレンド

近年、理系学生の新卒採用においては特有のトレンドが見られます。理系学生の採用は、競争が激化しているため、これから説明するトレンドは必ず抑えておきましょう。

大手志向が強い

近年、理系学生の新卒採用においては大手企業志向が顕著に見られます。特に、安定した雇用や充実した福利厚生、キャリアパスの明確さを求める傾向が強まっています。

多くの理系学生は、研究や技術開発において先進的な取り組みを行っている大手企業に魅力を感じており、これが就職活動の選択肢にも大きな影響を与えています。また、大手企業は理系学生に対して多様なキャリア支援プログラムを提供しているため、学生にとっては魅力的な環境が整っています。このような背景から、理系学生の多くが大手企業を志望するのは自然な流れと言えるでしょう。

大学院に進学する学部生が大半を占める

近年、理系学生の新卒採用市場では、院進を選択する学部生が大半を占めます。

理系の学部では専門的な知識や技術を深めるために大学院への進学が一般的となっており、これが新卒採用のトレンドに大きな影響を与えています。

大学院での研究経験や高度な専門性を持つ学生は、企業にとって魅力的な人材となるため、採用側も院生を重視する傾向が強まっています。また、大企業を中心に院生が学部生より初任給を高く提示したり、入社時の役職が少し高く設けられるなどの事例が存在し、これらが企業間の理系人材の獲得競争を激化させています。

推薦利用で就活を行う

理系学生の新卒採用において、推薦を利用することは一般的な手法となっています。研究で多忙な理系学生は就職活動を行う時間が少なく、推薦枠を利用する学生も多くいます。

推薦は内定辞退率も低く、優秀な人材を確保しやすいため、推薦枠を設ける企業も大企業を中心に増えています。

一方で、学生の人気は自身の専門が生かせる研究開発職やネームバリューの高い企業に集中しやすく、推薦枠を設けても必ず応募が集まるわけではありません。

理系の新卒紹介サービスの選定ポイント

理系の新卒紹介サービスを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。これから説明するポイントを理解し、自社に適したサービスを選ぶ必要があります。

リーチできるユーザー数で選ぶ

理系の新卒紹介サービスを選ぶ際には、リーチできるユーザー数が重要なポイントとなります。

理系学生と一口に言っても研究分野は様々であるため、幅広いネットワークを持つサービスを選ぶことで、より多くの優秀な候補者にアプローチできる可能性が高まります。

大手企業や大学との連携が強いサービスは、特に理系学生の情報を豊富に持っているため、採用活動を効率的に進めることができます。母集団が多く、リーチできる学生数が多いサービスを利用することで、理想の人材を見つけるチャンスが広がるでしょう。

支援実績で選ぶ

理系の新卒紹介サービスを選ぶ際には、支援実績が重要な指標となります。具体的には、過去にどのような企業の採用支援を行い、どのような成果に結びついたのかを確認することが大切です。

支援実績が豊富なサービスは、企業のニーズを理解し、適切な候補者を紹介する能力が高いと考えられます。成功事例や利用者の声を参考にすることで、サービスの信頼性や効果を判断する材料になります。

また、支援実績数だけではなく、どのような企業の支援実績があるのかを確認することも重要です。一口に理系と言っても、業界や職種、企業規模は様々ですので、自社の特徴と近い企業の採用実績も確認するようにしましょう。

ターゲット層が利用しているかで選ぶ

理系の新卒紹介サービスを選ぶ際には、ターゲット層が実際に利用しているかどうかが重要なポイントとなります。

特に、理系学生は専門性が高く、特定の分野に特化した知識やスキルを持っています。そのため、各サービスがどのような大学群に強みを持っているのかを確認することが必要です。

サービスによっては、特定のエリア(都道府県)に強みを持っている場合もありますので、自社が求める人物像がどの程度利用しているか確認してみるようにしましょう。

理系の新卒紹介サービスのおすすめ6選

理系学生の新卒採用において、効果的な紹介サービスを利用することは非常に重要です。ここでは、特におすすめの6つの新卒紹介サービスを紹介します。

リクナビ就活エージェント

リクナビ就活エージェントはリクルートが運営する無料紹介サービスで、理系学生向けに研究との両立を考慮した求人提案とES添削、模擬面接を提供しています。

全国のキャリアアドバイザーがオンライン面談で自己分析を深掘りし、面接日程調整や企業連絡も代行するため、採用活動にかかるコストを大幅に削減できます。

また、リクルートグループの広大なマーケティング戦略により、ニッチ技術を求める研究開発職を希望する人材にもリーチできる点が支持されています。

参考：リクナビ就活エージェント

キャリセン就活エージェント

キャリセン就活エージェントは、IT開発職やインフラ系など技術領域に特化し、1,000社超の紹介実績を持つサービスです。

学生には無料プログラミング研修や自己分析セミナーを提供し、企業は事前課題やコードレビュー結果を確認できるためスクリーニング効率が向上します。地方学生には交通費や宿泊費を補助する仕組みがあり、遠隔地の優秀層を確保しやすい点もメリットです。

さらに、月次開催のスカウトイベントでは一次面接免除などの短縮フローを設計でき、最短2週間で内定を出した事例も豊富にあります。

また、企業は専用ダッシュボードで歩留まり指標や研修受講状況を確認でき、応募前後のモチベーション変動を可視化できます。

参考：キャリセン就活エージェント

マイナビ新卒紹介

マイナビ新卒紹介は、ナビサイトの集客力と理系専門チームを組み合わせ、AIレコメンドによって潜在適性を可視化しながら高精度な推薦を行います。

1人の学生に1人のキャリアアドバイザーが専任でサポートするため、学生側の志望解像度を高め、企業側とのスムーズなコミュニケーションを促進します。

企業向けには職務要件の整理から選考設計、内定者研修までをワンストップで支援し、採用工数を削減します。

合同説明会やオンラインセミナーなど複数チャネルを横断した母集団形成が可能であり、研究スケジュールに合わせた短期集中フローの設計ノウハウも豊富です。

参考：マイナビ新卒紹介

理系就職エージェントneo

理系就職エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが提供する完全成果報酬型の理系学生専門新卒紹介サービスです。

機械・電気電子・情報・化学など技術系専攻の登録者が多く、AIを用いたキーワード検索とコンサルタントのダブルチェックでマッチ度の高い候補者を提案します。

また、平日夜にオンライン説明会を定期開催し全国から学生を集客できるうえ、説明会参加者をダイレクトに選考へ送客できる送客サービスも併用可能です。

さらに、内定承諾後にはフォロー面談とメンター制度を用意して早期離職リスクを低減し、企業ブランディング記事掲載や技術トレンド勉強会など採用広報支援も充実しています。

参考：理系就職エージェントneo

サポーターズ

サポーターズはエンジニア志望の理系学生コミュニティを運営し、年間150回超のハッカソンや技術勉強会を通じて学生の実装スキルと協働力を可視化します。

イベント参加や選考進行に応じて学生へ支援金を支給する制度があり、地方在住や経済的事情での参加障壁を下げられます。企業はイベント評価データとスカウト機能を組み合わせ、志望度の高いエンジニアを効率的に囲い込めます。

さらに、累計登録者数はエンジニア学生の3人に1人に達しており、実務型イベントを通じて動機形成を強化できます。また、エンジニア社員がメンターとして参加することで企業文化を伝えられ、入社後の活躍イメージを具体的に持たせられる点が強みです。

参考：サポーターズ

キャリアチケット

キャリアチケットはレバレジーズが提供する新卒向けエージェントで、時間制約の大きい理系学生に合わせ少人数カウンセリングと個別推薦を組み合わせた短期決戦型サポートを行います。

平均5社の厳選選考に学生を集中させることで志望度と承諾率を高めます。面接直前には専任アドバイザーが質問想定を提示し、論理的に回答する訓練を実施します。

企業側は、採用したい学生と設定を持てるスカウト機能を利用できることから、候補者の仕事に対する価値観を知ることができ、採用要件を満たす学生をスカウトできます。

参考：キャリアチケット

まとめ

理系学生の新卒採用は、特有の事情が多く、従来の採用手法では優秀な人材にアクセスするのが難しいことがあります。しかし、新卒紹介サービスを活用することで、専門のエージェントが理系学生の特性を理解し、適切な候補者を見つけ出す手助けをしてくれます。

これにより、採用の効率が向上し、企業の成長に寄与する人材を確保することが可能です。理系向けの新卒紹介サービスを利用することで、採用活動をよりスムーズに進めることができるでしょう。