新卒採用採用ノウハウ

【採用担当者向け】大学キャリアセンター主催のイベントの出展方法は？必要な準備や出展時のポイントを解説

2024/12/25

大学キャリアセンターのイベントは、多くの企業が活用する採用手法の1つです。

イベントへの出展を検討している企業は多いと思いますが、それと同時に「イベントの特徴」や「効果的な出展方法」など、疑問を抱える採用担当者の方も多いのではないでしょうか。

当記事では、大学キャリアセンターのイベントに出展するメリットやデメリット、出展に必要な準備について解説します。

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大学キャリアセンターのイベントの参加方法と開催時期

まずは、大学キャリアセンターのイベントの参加方法と開催時期について紹介します。

イベントの開催時期

大学キャリアセンターが主催するイベントは、イベントの種類ごとに開催時期が異なります。業界研究セミナーは、「5月」「6月」「11月」の開催が多く、企業説明会は2月の開催が多い傾向にあります。

以前までは、企業説明会は3月の情報解禁以降の実施が多い傾向にありましたが、採用活動の早期化に合わせて、現在では2月以前の実施が増えています。

大学の方針によって開催時期の傾向は異なるため、出展したい大学のイベントスケジュールを確認しておくと良いでしょう。

イベントの申し込み形式

大学キャリアセンターが主催するイベントへの申し込みは、主にオンラインでの申請が一般的です。企業は指定されたウェブサイトやポータルを通じて、必要な情報を入力し、申し込みを行います。

申し込みが完了しても出展できるわけではなく、出展する企業の数に限りがあったり、大学が出展企業を精査したりする場合は、キャリアセンターとの面会が必要になるケースもあります。

イベントの申し込み開始時期

イベントの申し込み開始時期は大学によって異なります。イベント開催が決まったときは、大学の公式Webページで申し込み開始時期を記載していることが多いため、あらかじめ確認しておきましょう。

大学キャリアセンターが開催するイベントの種類

ここからは、大学キャリアセンターが開催するイベントの種類について紹介します。イベントの種類によって特徴が異なるので、出展前にどんなイベントがあるのか把握しておきましょう。

合同説明会

合同説明会は、複数の企業が同じ場所に集まって企業説明を行うイベントのことです。幅広い学生が合同説明会に参加するため、効率的に多くの学生と接触することができるでしょう。

また、学生からの質問にその場で答えることで、企業の雰囲気や文化を伝える良い機会にもなります。合同説明会は新卒採用を考える企業にとって、効果的な採用手法です。

個別企業説明会

個別企業説明会は、1つの企業が企業説明を行うイベントのことです。企業の担当者が学生と対話を挟みつつ、業務内容や社風、求める人材像について詳しく説明を行います。

競合企業のいない状態で、企業の具体的な情報を伝えることができるため、対象学生に合わせて、興味を持ちそうな内容にすることで、一気に学生の興味関心を惹くことができるでしょう。

ただし、個別企業説明会はどこの大学でも行っているわけではなく、行っている大学でも関係性の強い企業と行うことが多いため、大学訪問等を通して関係構築をしておくことが必要になります。

企業研究・業界研究セミナー

企業研究・業界研究セミナーは、特定の業界のトレンドや現状について説明するイベントのことです。すでにその業界について興味関心を持っている学生が集まるため、上手くアプローチすれば、企業に対してもポジティブな印象を持ってもらえるでしょう。

企業研究・業界研究セミナーは、低学年の参加者も多いため、就活を開始する前の学生にも自社や業界のことを知ってもらえる点もポイントです。

大学キャリアセンターのイベントに出展するメリット

ここからは、大学キャリアセンターのイベントに出展するメリットについて紹介します。

企業の認知度を上げられる

大学キャリアセンターのイベントに出展する最大のメリットは、企業の認知度を向上させることができる点です。

大学キャリアセンター主催イベントでは、企業ブースを訪れた学生に直接アプローチすることができるため、説明内容やブースの装飾等を工夫することで、企業のブランドや魅力を効果的に伝えることができ、学生の記憶に残りやすくなります。

母集団形成が期待できる

大学キャリアセンターのイベントに出展することで、企業は多様な学生と直接接触する機会を得ることができます。このようなイベントは特定の学部や専攻に限らず、幅広い学生層にアプローチできるため、母集団形成に非常に効果的です。

出展を通じて企業の魅力を直接伝えることができれば、将来的な採用候補者を増やすことができるでしょう。

ターゲット学生に効率よくアプローチできる

大学キャリアセンターのイベントは基本的に大学単位で行われるため、自社の採用ターゲットの大学に絞って出展をすることで、効率的にアプローチが可能です。

また、大学キャリアセンターのイベントには、就職活動を真剣に考えている学生が集まるため、企業にとっては質の高い人材と出会う絶好の機会となります。

特に、特定の学部や専攻に特化したイベントでは、企業が求めるスキルや知識を持った学生と直接対話ができ、採用活動の効率が大幅に向上するでしょう。

大学との連携強化に繋がる

大学キャリアセンターのイベントに出展することで、企業は大学との関係を深めることができます。ほぼすべての大学は就職支援に力を入れているので、大学と連携することで、より効果的な採用活動が可能になるでしょう。

大学キャリアセンターと友好的な関係が築ければ、次の説明会に呼んでもらえたり、学生に自社を紹介してもらったりすることも期待できます。

大学キャリアセンターのイベントに出展するデメリット

ここからは、大学キャリアセンターのイベントに出展するデメリットについて紹介します。イベント出展はメリットばかりではないので、出展前にデメリットを確認しておきましょう。

求める学生が参加するとは限らない

大学キャリアセンター主催のイベントに、必ずしも求める学生が参加するとは限りません。幅広い学生が参加するということは、それぞれの学生の興味関心のある分野や専攻分野も異なるということです。

求める学生の条件が限定的な場合、参加者の中にその条件に合致する学生が少ない可能性もあるため、参加者の傾向を事前に確認しておくことが重要です。

また、大学によっては参加学生の学年、専攻に偏りが見られることがある点には注意が必要です。

大学側による制約がある

大学キャリアセンターのイベントに出展する場合、企業は大学側からのさまざまな制約を受けることがあります。例えば、出展ブースの規模や位置、1社あたりの説明時間が短かったりなどの制約が考えられるでしょう

大学側による制約が多い場合、企業が自由にアプローチできる範囲が狭まる可能性が高いです。

イベント出展に必要な準備

ここからは、大学キャリアセンター主催のイベントの出展に必要な準備について紹介します。イベントに出展するときは、以下の3つの準備を欠かさず行っておきましょう。

・採用したい人材を明確化させる
・出展する大学を選定する
・イベントに参加する社員を選定

求める人物像を明確化させる

大学キャリアセンターのイベントに出展する前に、求める人物像を明確化させておきましょう。企業が求める人物像を具体的に定義することで、イベントでのアプローチがより効果的になります。

具体的には必要なスキルや経験、性格的な特性などをリストアップし、理想的な候補者像を描くことが重要です。

出展する大学を選定する

求める人物像を明確化したら、イベントに出展する大学を選定しましょう。大学選定では、求める人物像に合った大学を選定することはもちろんですが、採用実績や社内で活躍している人材の傾向等を参考にすることで、より自社に合った大学を選定することが可能です。

例えば、理系の技術職を募集する企業であれば、工学部や理学部が強い大学をターゲットにするのが効果的と言えるでしょう。

イベントに参加する社員を選定

最後にイベントに参加する社員を選定しましょう。参加する社員は、イベントを主催する大学のOBやOGが望ましいですが、最低でも説明能力に長けた人物を選ぶのが望ましいです。

イベントに参加する学生は、OBOGの意見を参考にしたいと思っていることが多いため、少しでも親近感を持ってもらえるように、OBかOGの社員を選定するようにしてください。

イベントで学生から多い質問

ここからは、イベントで学生から多い質問について紹介します。イベント参加が決まったら、これから紹介する質問を受けることを想定しておくと良いでしょう。

主な仕事内容

大学キャリアセンターのイベントに参加する学生から、よく寄せられる質問の1つが「主な仕事内容は何ですか？」というものです。

この質問に対しては、企業がどのような業務を行っているのか、具体的な職務内容を明確に伝えることが重要です。

例えば、営業職であれば、顧客とのコミュニケーションや提案活動、契約締結までのプロセスを説明することが求められるでしょう。

企業が求める人物像

大学キャリアセンター主催のイベントでは、企業がどのような人物を求めているのか聞かれることがあります。

企業側の目線で求める人物を明らかにすれば、学生は自分が企業の求める人材としてマッチしているか自発的に考えてくれるでしょう。

社風や職場の雰囲気

大学キャリアセンター主催のイベントでは、学生から企業の社風や職場の雰囲気についての質問が多く寄せられます。これは学生が自分に合った職場環境を求めているためであり、企業にとっても重要なポイントです。

企業は社風や職場の雰囲気を具体的に説明することで、学生に対して自社の魅力を伝えることができるでしょう。

イベント後に企業が取るべき対応

大学キャリアセンターのイベントでは学生本人の了承のもと個人情報の収集できることがあるため、説明会後に学生にアプローチすることができます。ここからは、イベント後に企業が取るべき対応について紹介するので、ぜひご覧ください。

インターンシップや説明会の日程紹介

大学キャリアセンターのイベントに出展した後は、参加した学生に対してインターンシップや説明会の日程を紹介しておきましょう。

イベントをきっかけに自社に興味を持ってくれた学生がいれば、インターンシップやその他イベントに参加してくれる可能性が高いです。

優秀な人材を逃さないためにも、フォローアップのメールを送信し、今後のスケジュールを明確に伝えることをおすすめします。

参加学生にアンケートを取る

イベント終了後、参加学生に対してアンケートを実施しましょう。アンケートを通じて、学生のイベントに対する感想や意見を収集することで、今後の採用活動やイベント出展の改善点を見つけることができます。

具体的には、イベントの内容や企業ブースの印象、質問への対応など様々な視点からフィードバックを得られるでしょう。

まとめ

大学キャリアセンターのイベントに出展することは、企業にとって多くのメリットをもたらす一方で、いくつかのデメリットも存在します。

出展を通じて企業の認知度を高めつつ、優秀な学生との接点を持つことができるため、採用活動において非常に有効な手段となります。しかし、求める学生が必ずしも参加するとは限らず、大学側の制約も考慮する必要があるでしょう。

メリットとデメリットを踏まえたうえで、大学キャリアセンターのイベントに出展するか決めるのがおすすめです。

参考：採用成功の秘訣は特別扱いしないこと｜愛知・名古屋の有給/長期インターン求人サイト｜JobPacker

参考：Z世代の新卒採用、スケジュールや効果的な採用手法のポイントについて解説 | 株式会社ディンプル

株式会社キャンパスサポート

ピタリク運営事務局

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