中途採用採用ノウハウサービス比較

営業職の中途採用におすすめの人材紹介会社まとめ！

2025/03/08

営業部門の欠員が続き現場の負担が増している場合、優秀な営業人材の確保が急務となります。しかし、「人事部門が少人数体制で採用業務に十分な時間を割けない」といった企業も多いのではないでしょうか。このような状況を打開する手段のひとつに、人材紹介会社の活用があります。

当記事では、営業職の中途採用に強みを持つおすすめの人材紹介会社を、それぞれの特徴とともに紹介します。さらに、求める営業人材をスムーズに採用するための、人材紹介会社の選び方のポイントも解説。短期間で適切な人材を確保し、営業チームの生産性を高めるためにも、ぜひ参考にしてください。

営業職の中途採用に人材紹介を活用するメリット

営業職の中途採用では、即戦力の確保が求められます。人材紹介を活用すれば、優秀な人材を効率的に採用でき、工数やコストの最適化も可能です。

即戦力の採用に期待できる

営業職と一口に言っても、求められるスキルや特性は、企業ごとに大きく異なります。また、営業スキルだけではなく、業界独自の知識や専門性が必要なこともあるため、採用においては、即戦力となる人材を見極めるのがなかなか難しいという現実があります。

その点、人材紹介会社は業界や求職者の動向を熟知していることから、知識・経験・専門性などを加味したうえで、要件に合った候補者の紹介を受けることが可能です。求職者の過去の実績や営業スタイルを考慮し、最適な人材を提案してくれるため、短期間で優秀な人材の確保が可能です。

採用工数の削減できる

人材紹介を活用すれば、営業職の採用工数の大幅削減も期待できます。求人票の作成や応募者とのやりとりなどを人材紹介会社に任せることで、採用担当者が本来の業務に集中できるようになるためです。

さらに、別途契約が必要な場合もありますが、書類選考や一次面接の代行もしてもらえる人材紹介会社を選べば、選考にかかる時間や労力がより軽減され、優秀な人材を効率よく採用できます。

採用コストの最適化

人材紹介の活用は、営業職の採用コストの最適化にも有効です。一般公募では、広告費や説明会の運営費など、採用に繋がらなかった場合でも費用がかかります。一方で、成功報酬型の人材紹介は、採用が決定するまで無駄なコストが発生しにくい仕組みです。

また、短期間で採用が決まれば、長引く採用活動による機会損失も抑えられ、結果的に企業の生産性向上にもつながります。

営業職の中途採用における人材紹介会社の選び方

営業職の採用では、求人数・転職者数ともに増加傾向にあることから、人材の獲得競争が激化しています。そのため、ただ闇雲に人材紹介会社を利用していても、効率よく営業人材を採用することは難しいでしょう。

重要なのは、自社に合った人材紹介会社を選び、しっかりと認識のすり合わせをしたうえで採用を進めていくことです。自社に合致した人材紹介会社をパートナーにできれば、採用がスムーズに進むだけでなく、たとえば、メインで活用している人材紹介会社と大手人材紹介会社を併用するなど、複数の打ち手も考えられるようになります。

そのためにも、まずは自社に適した人材紹介会社を選ぶことが何よりも重要です。

ここからは人材紹介会社を選ぶ際のポイントを解説します。自社に最適なパートナーを見つけ、採用活動を成功させましょう。

会社の専門性と実績を確認する

人材紹介会社を選ぶ際は、その専門性と実績の確認が重要です。たとえば、総合型は幅広い業種に対応しているため、多くの求職者と接点を持つことができるという強みがあります。

対して業界特化型は、特定分野に精通し、専門スキルを持つ人材を紹介できる点に強みがあります。このように、人材紹介会社ごとの専門性やどこに強みがあるかを知っておくことで、自社とマッチする人材紹介会社を選べます。

ほかにも、登録している求職者の年齢等の属性や営業希望者の割合を把握し、自社が求める求職者層と合致しているかを見極めることも必要です。さらに、過去の成功事例や紹介実績を確認しておけば、より効果的な採用につながるパートナーを選べるでしょう。

サポート体制の充実度

人材紹介会社選びでは、サポート体制の充実度もチェックしましょう。担当者の経験や知識が豊富であれば、企業のニーズに合った人材を的確に提案し、採用の成功率を高められます。

また、採用後のフォローアップが手厚い会社を選べば、採用が成功するだけでなく、新入社員の定着率向上にもつながります。

手数料や契約条件の透明性

手数料や契約条件の透明性は、人材紹介会社を選ぶ際に必ず確認すべき事項です。料金体系が明確でないと、想定以上のコストが発生するおそれがあり、採用計画に影響を及ぼします。

また、返金規定や成功報酬の条件を事前に把握しておくことで、万が一のミスマッチにも対応しやすくなります。

営業職の中途採用に強い人材紹介会社まとめ

ここからは、営業採用に強い人材紹介会社をピックアップして紹介します。人材紹介会社選びに迷っている方は、参考にご覧ください。

営業特化型の人材紹介会社

まずは、営業特化型の人材紹介会社を5社紹介します。

イノセル株式会社

イノセル株式会社は、「営業を面白くする」というミッションのもと、営業職に特化した人材紹介や採用コンサルティング、営業力強化のためのコンテンツ提供など、多岐にわたるサービスを展開しています。

【イノセル株式会社の特徴】

営業職に特化した人材紹介サービスを提供し、求職者の強みや志向性を深く理解したうえで、企業と求職者双方にとって最適なマッチングを実現
キャリアコーチングや入社後のフォローアップなど、求職者のキャリア形成を包括的に支援する体制が整っている
定着率97.7%、書類通過率83.0%、内定率70.1%の実績

IT業界の営業職は専門性が高く、採用経験の少ない企業にとってはマッチングが難しい対象になります。イノセル株式会社は専門知識が豊富なだけでなく、、フォロー体制も充実しているため、営業職の採用に課題を抱える中小・中堅企業におすすめです。

参考：イノセル株式会社

株式会社hape

株式会社hapeは、「はたらくを次のステージへ。」をミッションに掲げ、営業職専門の人材紹介サービス「hapeエージェント」や求人メディア「いい求人net」の運営など、多岐にわたるサービスを提供しています。

【株式会社hapeの特徴】

営業職に特化した一気通貫型の人材紹介をおこない、企業と求職者双方のニーズを深く理解したマッチングを実現
求人メディア「いい求人net」やオンライン人材紹介サービス「enkaku」など、複数のプラットフォームを運営し、多角的な採用支援を実施
リクナビNEXTが主催する「GOOD AGENT RANKING」において、ユーザー満足度部門で4年連続1位を獲得するなど、質の高いサービスと決定率の高さが好評

若手営業人材は、今後の企業の成長を担う重要な存在です。株式会社hapeは若年層の支援に強いため、若手営業人材の確保を目指す企業に特におすすめのサービスです。

参考：株式会社hape

株式会社 Whole Persons

株式会社Whole Personsでは、キャリアコンサルティング事業や営業特化型人材紹介など、多岐にわたるサービスを提供しています。

【株式会社 Whole Personsの特徴】

設立3年目にして450社以上のクライアントとの取引実績あり
求職者は完全紹介制で集められており、信頼性の高い人材を企業に紹介
営業未経験者でも一人前の営業担当者になれるよう、独自の教育制度「Whole Persons University」を設立し、スキルアップを支援

株式会社Whole Personsは完全紹介制で求職者が集められており、質にこだわる企業に特におすすめです。

参考：株式会社 Whole Persons

株式会社エムエム総研（マーキャリNEXT）

株式会社エムエム総研が運営するマーキャリNEXTは、SaaS企業やITベンチャー企業の営業・マーケティング職に特化した人材紹介サービスです。特に「The Model」型営業組織を採用する企業と、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、マーケティング職種の求職者をつなぐことに注力しています。

【株式会社エムエム総研（マーキャリNEXT）の特徴】

SaaS企業やITベンチャー企業の営業・マーケティング職に特化
専任のリクルーティングコンサルタントが求職者の経験や希望を詳細にヒアリングし、企業との適切なマッチングを実現
初期費用が不要で、採用が成功した場合にのみ費用が発生するため、コスト効率の高い採用活動が可能

マーキャリNEXTは、SaaS企業やITベンチャー企業で営業・マーケティング部門の強化を目指す企業におすすめです。

参考：株式会社エムエム総研（マーキャリNEXT）

株式会社セレブリックス（SQiL Career Agent）

SQiL Career Agentは、株式会社セレブリックスが提供する営業職特化型の転職・キャリア支援サービスです。同社は1,300社以上、12,000サービスの営業支援実績を持ち、その豊富なデータとノウハウを活かして、求職者一人ひとりの営業スキルを可視化し、適切なキャリア提案をおこないます。

【株式会社セレブリックス（SQiL Career Agent）の特徴】

独自のデータと調査に基づき、営業職を細分化し、それぞれに必要なスキルを明確化。求職者の強みを具体的に把握し、適切なキャリア支援を実現
1,300社以上の営業支援経験から得た知見を活用し、企業の営業組織や採用要件を深く理解したうえで高精度のマッチングを実現
営業経験を持つアドバイザーが、求職者の自己分析からキャリア設計、面接対策までを一貫してサポート

SQiL Career Agentは、営業職の採用を強化したい企業や、営業組織の質を高めたいと考えている企業におすすめのサービスです。

参考：株式会社セレブリックス（SQiL Career Agent）

総合型の人材紹介会社

株式会社リクルート（リクルートエージェント）

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する日本最大級の転職支援サービスです。公開求人数約38万件、非公開求人数約27万件（2024年3月31日時点）を誇り、各業界・職種に精通したキャリアアドバイザーが、応募書類の添削や面接対策など、転職希望者一人ひとりに合わせたサポートを提供しています。

【株式会社リクルート（リクルートエージェント）の特徴】

年間約6万9,000人（2022年度実績）の転職成功実績を誇り、多種多様な人材データベースを活用することで、企業の求める人材に迅速にアクセスできる
専門知識を持つアドバイザーが、転職希望者の希望やスキルに沿った求人を厳選して紹介
応募書類のスクリーニング、面接対策、業界・企業情報の提供など、採用活動の各段階をサポートすることで、企業の採用担当者の負担を軽減し、効率的な採用活動を支援

リクルートエージェントは、幅広い業界・職種の求人を取り扱っているため、多様な人材ニーズを持つ企業におすすめです。

参考：株式会社リクルート（リクルートエージェント）

株式会社マイナビ（マイナビエージェント）

マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職支援サービスです。主に20代から30代前半の若手人材の転職をサポートしています。全国に拠点を持ち、各地域の企業との強固なネットワークを活かして、多様な業種・職種の求人情報を提供しています。

【株式会社マイナビ（マイナビエージェント）の特徴】

20代から30代前半の若手層に特化した転職支援により、将来性のある若手人材の紹介が可能
全国各地に拠点を持ち、地域に根ざした企業との強固なネットワークを活かし、広範囲な人材紹介が可能
キャリアアドバイザーによる応募書類のスクリーニングや面接対策サポートにより、採用担当者の負担を軽減し、効率的な採用活動を実現

マイナビエージェントは、若手人材の採用を強化したい企業や、地域に根ざした人材を求める企業におすすめです。

参考：株式会社マイナビ（マイナビエージェント）

株式会社キャリアデザインセンター（type転職エージェント）

type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職支援サービスです。1993年の設立以来、25年以上にわたり累計34万人以上の転職支援実績を誇ります。特に「IT」「ハイクラス」「営業」「女性」の転職サポートに強みを持ち、各領域の専門キャリアアドバイザーが求職者一人ひとりに寄り添ったサポートを提供しています。

【株式会社キャリアデザインセンター（type転職エージェント）の特徴】

IT・ハイクラス・営業・女性の転職支援に強い
会員数３６０万人、アクセス者数No.１
AIマッチング機能により、マッチングの精度が高い。

type転職エージェントは、IT業界や営業職の人材、女性を採用を強化したい企業におすすめです。

参考：株式会社キャリアデザインセンター（type転職エージェント）

株式会社アサイン（ASSIGN）

ASSIGN（株式会社アサイン）は、20代から30代の若手ハイエンド層に特化したキャリア支援を提供する企業です。主なサービスとして、若手ハイエンド向けの転職サイト「ASSIGN」、転職エージェント「ASSIGN AGENT」、新卒学生向け就活サイト「ASSIGN新卒」などを展開しています。

【株式会社アサイン（ASSIGN）の特徴】

20代から30代の若手ハイエンド層に特化した転職サイトや人材紹介サービスを提供
創業メンバー全員がコンサルティングファーム出身であり、業界特有の知識と経験を活かした質の高いキャリア支援を提供
転職サイトやエージェントサービスだけでなく、新卒向け就活サイトやキャリアメディア、採用管理システムなど、多岐にわたるサービスを展開

ASSIGNは、20代から30代の若手ハイエンド人材の採用を強化したい企業、特にコンサルティングファームやIT業界の企業におすすめです。

参考：株式会社アサイン（ASSIGN）

人材紹介を利用する際の注意点

人材紹介を活用する際は、いくつか注意すべき点があります。次の3つのポイントに注意して、スムーズな採用を実現しましょう。

期待値の設定と連携強化

求める人材の期待値を明確に設定し、人材紹介会社との連携を強化しましょう。企業が必要とするスキルや経験、人物像を具体的に伝えることで、紹介される候補者の精度が向上し、採用のミスマッチを防げます。

また、紹介会社との定期的な情報共有やフィードバックをおこなうことで、双方の認識をすり合わせ、より的確な人材の提案を受けられるようになります。円滑な連携を図り、採用成功率を高めましょう。

紹介された候補者の選考基準

人材紹介を利用する際は、紹介された候補者の選考基準を明確にすることが重要です。経歴やスキルが企業の要件に適しているかを慎重に確認することで、採用後のミスマッチを防げます。

また、選考基準を事前に設定し、人材紹介会社と共有すれば、より精度の高いマッチングが可能になります。適切な基準をもとに判断し、企業のニーズに合った優秀な人材を確保しましょう。

契約後のトラブルを避けるために

人材紹介会社との契約内容を十分に確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。採用後の保証制度や解約条件を把握しておくことで、万が一のミスマッチが発生した場合でも適切に対応できます。

また、紹介手数料の支払い条件や返金規定についても事前に確認し、企業側のリスクを最小限に抑えることが大切です。スムーズな採用活動を進めるためにも、契約時の取り決めを明確にし、人材紹介会社との合意形成をしっかりおこないましょう。

まとめ

人材紹介の活用には、即戦力の採用や採用工数の削減、採用コストの最適化などさまざまなメリットがあります。期待値の設定や人材会社との連携強化、候補者の選定基準の明確化、契約内容の確認を適切におこなうことで、トラブルのリスクを最小限に抑えた採用活動を実現できます。当記事で紹介した人材紹介会社選び方や注意点を参考に、自社に適した紹介会社を見つけてください。