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新卒採用 採用ノウハウ

大学訪問のメリット・デメリットとは?成功させるポイントや注意点を解説

2024/11/04

優秀な新卒人材の獲得競争が激化する中、大学訪問は多くの企業が採用戦略の一環として検討している手法です。しかし、大学訪問にはどのようなメリットがあり、どうやって実施すればいいのか分からない方は多いのではないでしょうか。

当記事では、大学訪問のメリット・デメリットについて紹介します。成功させるポイントや実施における注意点についても解説するので、自社に最適な人材を見出すときの参考にしてみてください。

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大学訪問とは?

大学訪問とは、企業が大学を訪れてキャリアセンターの担当者や教職員と直接対話し、求人情報の紹介を行う採用手法です。

採用状況や求人票の提出などを行うことで、大学を通して、学生へ求人情報を届けることが可能です。

学生からの信頼度が高い、キャリアセンターから求人情報の発信をしてもらえるため、認知度向上や応募数増加に繋がる重要な手法として注目されています。

また、キャリアセンターの担当者から学生のニーズや期待を聞くことができ、相互理解を深める場としても機能します。大学側も企業との関係を築くことで、学生に対する就職支援を強化することができるので、双方にとって有益な活動と言えるでしょう。

大学訪問の適切なタイミングと回数

大学訪問は、一般的に年に3〜4回程度の訪問が推奨されています。売り手市場になり、大学への訪問企業は増加傾向にあるため、訪問回数が多すぎて、大学側の負担が増えてしまわぬよう、配慮することも重要です。

また、大学訪問は就職活動の情報解禁やインターンシップの情報収集が始まる時期の1~2ヵ月前に訪問することが効果的です。この時期は学生が企業に対して興味を持ち始めるため、より多くの学生にアプローチができるチャンスが増える可能性があります。

大学訪問のメリット

ここからは、大学訪問のメリットについて紹介します。これらのメリットを活かすことで、効果的な採用活動が実現できるでしょう。

学生の母集団形成が可能

大学訪問の最大のメリットの1つは、学生の母集団を形成できる点です。企業が直接大学を訪れ、大学の就職支援担当者と関係構築をすることで、大学経由でより多くの候補者にアプローチすることが可能になります。

特に特定の学部や専攻に特化した人材を求める場合、大学訪問は非常に効果的な手段と言えるでしょう。また、大学訪問を通じて企業のブランドイメージを学生に印象づけることも重要です。

企業の文化や価値観を理解してもらうことで、学生が自社に対して親近感を抱き、応募意欲を高めることが期待できます。

採用コストを抑えられる

大学訪問は、企業にとって採用コストを抑える有効な手段となるでしょう。一般的に求人広告や人材紹介会社を利用する場合、費用がかさむことが一般的です。

しかし、大学訪問でキャリアセンターとの連携を強化すれば、企業の情報を学生に伝える機会が増え、認知を広げることが可能です。

また、大学訪問を通じて企業のブランドを学生に印象づけることができるため、長期的には優秀な人材を確保するための投資とも言えます。

学生側からのアプローチが期待できる

大学訪問を通じてキャリアセンターや就職担当者にアプローチすることによって、企業に興味を持った学生側からのアプローチも期待できるでしょう。企業が大学を訪れることで、就職担当者から自社の情報が学生に伝わることがあります。

このような密なコミュニケーションは、学生にとっても自分のキャリア選択に対する理解を深めるきっかけとなります。

学内の就活イベントに参加できる可能性がある

大学訪問を行うことで、企業は学内で開催される就活イベントに参加する機会を得られる可能性があります。学内でのイベントは、学生と直接対話できる貴重な場であり、企業の魅力を伝える絶好のチャンスです。

特に合同説明会や企業セミナーなどでは、多くの学生に一度にアプローチできるため、効率的な採用活動が可能になるでしょう。また、学生の反応をリアルタイムで把握でき、今後の採用戦略に役立つ貴重な情報を得ることもできます。

大学訪問のデメリット

大学訪問には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここからは、大学訪問のデメリットについて紹介するので、ぜひご覧ください。

採用担当者の負担が大きい

大学訪問は、企業にとって新卒人材を獲得するための有効な手段ですが、採用担当者にとっては大きな負担となることもあります。

まず、大学訪問には事前の準備が必要であり、訪問先の大学の選定やアポイントの取得、訪問内容の計画など、多岐にわたる業務が発生します。

よって、大学訪問を行う際は採用担当者に負担が集中しないよう、社内のリソースや採用代行などを効果的に活用することが重要です。

大学と信頼関係を構築する必要がある

大学訪問を成功させるためには、大学との信頼関係を築くことが不可欠です。企業が大学を訪問する際、単に学生を採用するための手段として捉えるのではなく、大学側との長期的なパートナーシップを意識することが重要です。

信頼関係が構築されることで、大学側からの情報提供や協力が得やすくなり、より良い人材を見つけるチャンスが広がるでしょう。

具体的には、大学のキャリアセンターや教授陣とのコミュニケーションを密にし、企業のビジョンや価値観を共有することが求められます。

コストとリターンが見合わない可能性がある

大学訪問は、企業にとって新卒人材を獲得するための有効な手段ですが、必ずしもコストとリターンが見合うとは限りません。訪問にかかる交通費や宿泊費、さらには人件費など、さまざまなコストが発生します。

これらの費用が、実際に採用につながる学生の数や質と比較して見合わない場合、企業にとっては大きな負担となることがあります。

また、大学訪問の効果は一朝一夕には現れないので、長期的な関係構築が求められるでしょう。

大学訪問を実施する流れ

ここからは、大学訪問を実施する流れについて紹介します。正しい手順を踏んで大学訪問を成功させましょう。

具体的な流れは以下のとおりです。

・大学を選定する
・大学のアポイントを取る
・大学を訪問する

大学を選定する

大学訪問を成功させるためには、まず訪問する大学の選定が重要です。自社の求める人材像や業界に関連する学部・学科を持つ大学をリストアップし、それぞれの大学の特徴や学生の質を把握しておきましょう。 

また、過去の採用実績なども選定基準に含めておくことをオススメします。大学の就職支援体制や学生の就職意識も確認し、自社に合った大学を選ぶことで、より効果的な採用活動が期待できます。

大学のアポイントを取る

大学訪問を行うときは、あらかじめ大学とのアポイントをしっかりと取ることが重要です。アポイントを取る際は、訪問の目的や希望する日時を明確に伝えましょう。

また、大学の担当者が忙しいことも多いため、余裕を持ったスケジュールで連絡をすることが大切です。

メールや電話でのアプローチが一般的ですが、大学の公式ウェブサイトに記載されている連絡先を利用することで、スムーズにコミュニケーションを図ることができます。

大学を訪問する

大学訪問は企業が大学に直接訪問することが一般的です。訪問時には、企業の魅力を伝えるプレゼンテーションや資料を準備し、対話を通じて相互理解を深めることが求められます。

また、大学の雰囲気や学生の反応を観察することで、今後の採用戦略に役立つ情報を得ることができるでしょう。

大学訪問を成功させるためのポイント

ここからは、大学訪問を成功させるためのポイントについて紹介します。いくつかのポイントを意識するだけで大学訪問の成功率を上げることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

大学訪問の目的を明確化させる

大学訪問を成功させるためには、まずその目的を明確にすることが大切です。「求人票をキャリアセンター内に置いてもらう。」「担当教授を紹介してもらう。」など、訪問ごとに目標を設定することで、準備する資料や話す内容が明確になり、1回の訪問効果が高まります。

また、大学訪問を通じて、企業の文化や価値観をキャリアセンターや就職担当者に伝えることも重要です。これにより学生が企業に対して興味を持ち、応募意欲を高めることが期待できるでしょう。

同じ採用担当者が訪問する

同じ採用担当者が大学を訪問することも、大学訪問を成功させるための重要なポイントの1つです。これによって大学側との信頼関係を築きやすくなり、企業の顔としての一貫性を保つことができます。

訪問する担当者が異なると企業のメッセージや方針が伝わりにくくなり、大学側の理解も浅くなってしまう可能性があるでしょう。

また、同じ担当者が訪問することで、大学側とのコミュニケーションがスムーズになり、より深い関係を築くことができます。

大学側にもメリットのある訪問にする

大学訪問を成功させるためには、大学側にも大きなメリットがあるように準備しておくことが大切です。大学訪問時は求人票を事前に用意しておくことも珍しくありませんが、企業側が自社の求人情報を一方的に話すだけでは、大学側にとってメリットのある会話が成立しません。

訪問時には、大学のキャリアセンターにとっても有益な情報を提供する工夫が求められます。特に卒業生がどの企業に就職しているかを示すOBOGリストは、大学側にとって非常に喜ばれる情報です。

このように、双方向のコミュニケーションを意識することで、より良い関係を築くことができるでしょう。

自社のアピールポイントを整理する

大学訪問を成功させるためには、自社のアピールポイントを整理しておくことが重要です。学生に対して魅力的に映る要素を把握し、効果的に伝えることで、より多くの優秀な人材を引き寄せることができるでしょう。

具体的には企業のビジョンやミッション、福利厚生、キャリアパスなどを整理し、学生が興味を持ちやすい形でプレゼンテーションすることが求められます。

また、実際の社員の声や成功事例を交えれば、よりリアルな企業イメージを持ってもらうことができるでしょう。

訪問後もアフターフォローを行う

大学訪問を終えた後のアフターフォローは、大学と企業との関係を深めるためにとても重要です。訪問時に得た情報やキャリアセンター担当者との対話を振り返り、感謝の意を伝えたり、今後の予定を送ったりすることで、企業の印象を良くすることができます。

また、選考が終了したタイミングや説明会終了時などの節目で連絡を行い、継続的にコミュニケーションを取ることでより関係構築が可能です。

大学訪問するときの注意点

ここからは、大学訪問するときの注意点について紹介します。これらの注意点を踏まえ、大学訪問を行うことで企業と大学の関係をより良いものにし、採用活動を円滑に進めることが可能になるでしょう。

大学側に早急な対応を求めない

大学訪問を行う際には、大学側に対して早急な対応を求めないようにしましょう。大学は多くの学生や企業との関係を持っており、各種イベントや授業、研究活動などで忙しいことが多いので、企業からの要望にすぐに応えることが難しい場合があります。

また、訪問の際には余裕を持ったスケジュールを組み、大学側の都合を尊重する姿勢が求められます。

高額な手土産は持っていかない

大学訪問の際には、手土産を持参することがありますが、高額な手土産は避けましょう。大学側に対して過度な負担をかけることになりかねず、逆に印象を悪くする可能性があります。

また、手土産によっては賄賂と認識される可能性があり、トラブルに発展する恐れもあるので注意しましょう。

まとめ

大学訪問は、企業が優秀な新卒人材を獲得するための重要な手段の1つです。母集団形成や採用コストの削減が期待できる一方で、採用担当者にとっては負担が大きくなる可能性もあります。

大学訪問を成功させるためには目的を明確にし、訪問後のアフターフォローを怠らないようにしましょう。これらのポイントを押さえつつ、大学訪問を効果的に活用することで、自社に最適な人材を見出す手助けになります。

参考:外国人学生インターンで採用力UP!受け入れメリット、注意点、成功事例を紹介 | 外国人採用の窓口

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