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新卒採用 中途採用 採用ノウハウ

採用オウンドメディアとは?種類やメリット、企業事例を紹介

2025/02/14

近年、多くの企業が採用活動の一環として「採用オウンドメディア」を活用しています。運用を検討している方は多いと思いますが、採用オウンドメディアの種類や具体的なメリットについて理解されているでしょうか。

本記事では、採用オウンドメディアの種類やメリットを詳しく解説するとともに、実際に活用している企業事例も紹介します。採用オウンドメディアの活用を検討している企業担当者の方は、ぜひ参考にご覧ください。

採用オウンドメディアとは

採用オウンドメディアとは、採用のために企業が自社で所有・運営をするメディアを指します。従来の求人広告や人材紹介サービスとは異なり、企業が直接コンテンツを作成し、発信することで、求職者に対して自社の魅力や文化、働き方を伝えることが可能です。

採用オウンドメディアの特徴としては、情報の発信者が企業自身であるため、より自由にコンテンツを作成できる点が挙げられるでしょう。これにより、企業の独自性や価値観を反映した情報を提供することが可能となり、求職者に対してより深い理解を促すことができます。

採用オウンドメディアの種類

ここからは、採用オウンドメディアの種類について紹介します。

採用サイト

採用サイトは、企業が自社の魅力や採用情報を発信するための専用のウェブサイトです。一般的に企業の公式サイトとは別に設けられ、求職者に向けた採用情報を中心に提供する役割を果たします。

企業のビジョンや文化、求人情報を紹介することで求職者の企業に対する理解を深め、応募につなげることができるでしょう。

採用ブログ

採用ブログとは、企業が自社の魅力や文化、採用情報を発信するためのオンラインプラットフォームです。主に求職者に向けて、企業の価値観や働く環境を伝えることを目的としています。

採用サイトと内容が似ていますが、採用サイトが主に求人情報や会社概要などの静的な情報を掲載するのに対し、採用ブログはより柔軟で社内インタビューや社内イベントのレポートなどの動的なコンテンツを特徴としています。

SNS

SNSは情報の拡散力が高く、リアルタイムでのコミュニケーションができるため、企業の魅力をダイレクトに伝える手段として非常に有効です。

企業がSNSを活用することで、幅広い層にリーチしやすくなり、特に若年層の求職者に対して効果的なアプローチが可能になるでしょう。

具体的には、企業の公式アカウントを通じて社内の雰囲気や社員の声、イベント情報などを発信するなどが考えられます。これにより、求職者は企業文化や働く環境をより具体的にイメージしやすくなり、応募意欲を高めることが期待できます。

YouTube

採用オウンドメディアの一環として、YouTubeは非常に効果的なプラットフォームです。動画コンテンツは視覚的な訴求力が高く、企業の文化や雰囲気をリアルに伝えることができます。

特に社員インタビューや職場の様子を紹介するコンテンツは動画と相性が良く、求職者に自社で働く具体的なイメージを持たせやすいでしょう。

採用オウンドメディアのメリット

ここからは、採用オウンドメディアのメリットについて紹介します。

コストが低い

採用オウンドメディアのメリットの1つは、コストが低い点です。従来の採用活動では、求人広告や人材紹介会社への依頼など、外部に多くの費用を支払う必要がありました。しかし、オウンドメディアを活用することで、これらのコストを大幅に削減することが可能です。

自社のウェブサイトやブログ、SNSなどを通じて情報を発信することで、直接的な広告費用を抑えつつ、求職者に対して自社の魅力を伝えることができるでしょう。

企業認知度の向上が期待できる

採用オウンドメディアを活用すれば、企業の認知度を向上させることが期待できるでしょう。直接的な採用情報以外にも事業内容や社内イベントなど、幅広いコンテンツを発信することで、求職者だけでなく、一般の人々にも企業の存在を知ってもらう機会が増えます。

これにより企業のブランドイメージを強化し、潜在的な求職者にも自社をアピールすることができるでしょう。

採用力の強化に繋がる

採用オウンドメディアは、企業が自らの魅力を発信するための重要なツールであり、採用力の強化にも繋がります。まず、オウンドメディアを通じて企業の文化や価値観を具体的に伝えることで、求職者に対して自社の魅力を効果的にアピールできます。

自社の魅力を効果的に伝えることができれば、求職者の企業に対する理解を深め、応募者の質の向上することが期待できます。

採用ミスマッチを防止できる

採用オウンドメディアで自社のニーズや価値観を伝えることで、求職者は自社を理解した状態で応募するかどうかを決められます。

企業のビジョンや職場環境、業務内容などを理解した求職者からの応募を集めることができれば、採用ミスマッチを防止することができるでしょう。

採用ミスマッチを防ぐ採用オウンドメディアを運用するには、実際の職場環境をイメージしやすく、入社後のギャップを減少させられるコンテンツを提供することが望ましいでしょう。

転職潜在層に訴求できる

転職潜在層とは、現在は転職を考えていないものの、将来的に転職を検討する可能性がある求職者のことを指します。

採用オウンドメディアでの情報発信を通じて、転職潜在層に自社の魅力を伝えることができれば、企業は優秀な人材を獲得するチャンスを広げられるでしょう。

ポイントは、潜在的な求職者に対して「この企業で働きたい」と思わせることです。特に転職潜在層にアプローチしたい場合、発信するコンテンツを工夫することが求められます。

採用オウンドメディアのデメリット

ここからは、採用オウンドメディアのデメリットについて紹介します。

企業全体の作業量が増える

採用オウンドメディアを運用する際のデメリットの1つとして、企業全体の作業量が増えることが挙げられるでしょう。従来の採用活動に比べて、オウンドメディアの運営には多くのリソースが必要です。

コンテンツの企画や制作、更新から分析まで様々な業務が発生するので、質の高いコンテンツを継続的に提供するためには、専門的な知識やスキルを持ったスタッフの確保が求められます。

短期的な効果は見込めない

採用オウンドメディアは、効果が現れるまでには時間がかかります。オウンドメディアの特性上、十分な量のコンテンツを作成するにはある程度時間がかかります。また、作成したコンテンツを見てもらうための導線作りにも時間が必要になるため、運用を開始してからすぐに応募者が増えるわけではありません。

多くの場合、効果が実感できるまでには数ヶ月から数年の時間が必要です。コンテンツが充実し、訪問者が企業に対する理解を深めることで、徐々に信頼感が醸成され、応募者が少しずつ増加していきます。

運用に初期費用がかかる

採用オウンドメディアを運用する際には、初期費用がかかる点も考慮しておきましょう。具体的には、ウェブサイトやブログを立ち上げるためのデザインや開発にかかる費用が挙げられます。

特に企業のブランドイメージに合った魅力的なデザインを求める場合、専門のデザイナーや開発者に依頼することが一般的です。また、オウンドメディアに投稿するコンテンツを自社で制作できない場合、これらも外注で対応せざるを得ないこともあるでしょう。

【採用サイト】採用オウンドメディアの企業事例

ここからは、採用オウンドメディアの1つである「採用サイト」の企業事例を紹介します。

ナイル株式会社

ナイル株式会社は、マーケティングやWebコンテンツの作成に強みを持つ企業です。採用サイトでは企業文化や福利厚生をアピールしています。

募集している職種も分かりやすく記載されており、求職者に何を求めているかを視覚的に把握しやすい点も特徴の1つと言えるでしょう。

参照:ナイル株式会社

株式会社三井住友銀行

株式会社三井住友銀行は、インパクトのあるキャッチコピーと求職者が求める情報を網羅的に記載した採用サイトを公開しています。

求職者に向けて就職活動・選考についてのQ&Aを公開しており、求められている人材像が分かりやすくなっています。

また、採用担当者の顔や理念を公開しているので、応募前にどのような人が採用を行っているのか把握でき、応募までのハードルを下げている点は参考にするべきポイントと言えるでしょう。

参照:株式会社三井住友銀行

株式会社オリエンタルランド

株式会社オリエンタルランドは、東京ディズニーリゾートを経営する企業です。ディズニーを運営する企業というイメージを反映した色鮮やかな採用サイトを公開しており、社内で活躍する社員を紹介しています。

求める人材像を3つに分けて解説しており、意欲を重視していることを求職者に対して伝えています。

参照:株式会社オリエンタルランド

【採用ブログ】採用オウンドメディアの企業事例

ここからは、採用ブログの企業事例について紹介します。

フリー株式会社

フリー株式会社は、クラウドサービスを開発・提供する企業です。採用ブログでは「新卒入社」と「中途採用」に分けて活躍する人材を紹介しており、求職者に対して働くイメージを抱かせることに成功しています。

また、社内インタビューで社内の雰囲気も公開しており、自分が活躍できる土壌が整っている企業なのか判断できるコンテンツも提供しています。

参照:フリー株式会社

and factory株式会社

and factory株式会社は、APP事業とIoT事業に力を入れている企業です。ビジネスSNS「Wantedly」のサービス内にあるブログ機能を利用して採用ブログを公開しています。

採用ブログの公開にあたってかかる初期費用を抑え、求職者に自社の活動を伝えることに成功した事例の1つです。

参照:and factory株式会社

【SNS】採用オウンドメディアの企業事例

ここからは、SNSを用いた採用オウンドメディアの企業事例を紹介します。

三井住友カード株式会社

三井住友カード株式会社は、自社で公式インスタグラムを運営しており、社員インタビューや社員の1日に密着したコンテンツを提供しています。

画像では本選考エントリーの情報を公開し、求職者に自社への応募を促すことに成功しています。

参照:三井住友カード株式会社

株式会社ディー・エヌ・エー

株式会社ディー・エヌ・エーは、「新卒採用に特化したXアカウント」と「DeNA主催イベントの案内に特化したXアカウント」の2つを運営しています。

片方のアカウントで投稿したコンテンツは、もう片方でリポストして拡散し、多くの人の目に留まるような工夫をしていることが特徴です。

提供するコンテンツの種類によって運用アカウントを分ける点は、SNS運営において有効な手段と言えるでしょう。

参照:株式会社ディー・エヌ・エー

株式会社GENOVA

株式会社GENOVAは、新卒・中途エントリーに関する情報を提供するインスタグラムを運営しています。エントリー時期の案内だけでなく、社内で開催しているイベントの様子を公開することで、求職者に親近感を与えることに成功しています。

アカウントの概要欄にエントリーページのURLも添えられており、ユーザーの誘導にも抜かりない点は非常に参考になるのではないでしょうか。

参照:株式会社GENOVA

【YouTube】採用オウンドメディアの企業事例

ここからは、YouTubeを用いた採用オウンドメディアの企業事例について紹介します。

合同会社DMM.com

合同会社DMM.comは、YouTubeで事業内容を紹介する動画コンテンツを提供しています。社員同士の対談やインタビュー、数字で視覚化された社内の状況など、動画を活かしたコンテンツ提供に成功しています。

参照:合同会社DMM.com

株式会社マルハン

株式会社マルハンは、若手社員に密着した動画コンテンツを提供しています。淡々とインタビューに答えたり、密着取材するのではなく、社内の楽しさや面白さに重きを置いているのが特徴です。

編集も非常に凝っており、ちょっとしたテレビ番組のような感覚で視聴できるでしょう。

参照:株式会社マルハン

採用オウンドメディアの成功のコツ

ここからは、採用オウンドメディアの成功のコツについて紹介します。

長期的に運用する

前述したとおり、採用オウンドメディアは短期的に効果が出るわけではないので、成功させるためには長期的な運用が不可欠です。

企業の中には短期間での成果を求めるあまり、運用を中断してしまうところも少なくありません。採用オウンドメディアは一朝一夕で結果が出るものではないので、継続的にコンテンツを発信し、ターゲットとなる求職者との関係を築くことが重要です。

社内周知を行う

採用オウンドメディアを成功させるためには、社内での周知が欠かせません。企業内の全てのメンバーが採用オウンドメディアの目的や運用方法を理解し、協力することでより効果的な情報発信が可能になります。

社員インタビューや1日密着取材といったコンテンツは、社内周知を徹底していないと実施できません。採用オウンドメディアを運営する前に社内周知を行い、外部に向けて積極的に発信する意識を構築するようにしましょう。

興味を惹く内容を発信する

採用オウンドメディアを成功させるためには、何よりも「興味を惹く内容」を発信することが重要です。求職者は多くの情報に触れているため、他社との差別化を図るためには、魅力的でユニークなコンテンツが求められます。

例えば、淡々と事業内容を紹介するよりも、社員インタビューや職場の雰囲気を伝える動画コンテンツなどは、求職者にとって非常に興味深いものとなるでしょう。

まとめ

採用オウンドメディアは、企業が自らの魅力を発信し、優秀な人材を引き寄せるための強力なツールです。採用サイトや採用ブログ、SNSからYouTubeまで各メディアの特性を理解し、効果的に活用することで、企業の採用活動を大きく強化することができるでしょう。

当記事では採用オウンドメディアの概要や種類、企業事例について紹介しました。成功事例を参考にしながら、自社に合った採用オウンドメディアの運用を検討することが、今後の採用活動において重要なポイントになります。

自社の魅力を最大限に引き出し、優秀な人材を獲得するための一歩を踏み出してみてください。

株式会社キャンパスサポート

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